WiiWare 「FFCC 小さな王様と約束の国」

 

Wiiポイント1500と、ゲームとしてはリーズナブル、WiiのDLコンテンツとしては少々お高い「FFCC 小さな王様と約束の国」DLしてみた。てか1周目終了。1周目クリアまでは大体24時間くらい。結構ハマってやってしまった。以下感想。


 プレイヤーは王様になって家を建て、冒険者を募ることで周辺の洞窟を探索し、精霊石を集め、それを消費してまた家や施設を建てる。基本的にはこの繰り返し。この辺のイメージはアクトレイザー(のクリエイティブモード)に近いか。探索が進むごとに洞窟の難易度は上がるが、同時に建設できる施設も増えるので、序盤は割と順調に進む。武器屋や防具屋、転職施設等を置いて街が活気付き、同時に冒険者が育つのを見るのが面白い。


 王様が住民に話しかけることで、住民の幸せ度が上がったり、家庭の仲の良さが高まったりしてさらに街が活気付く。なので建設以外の王様の仕事は住民に声をかけることである。幸せ度が上がると国に入る税金が上がり、家庭が円満になるとメダルがもらえたりするので結構走り回って話しかけることになる。税金を使って店に投資し、品物の質を良くしたり、ギルドに投資して冒険者の待遇を改善したりするあたりはなかなか目の付け所がリアル。


 序盤は金も精霊石も微妙に足りない状況が続き、足りない中でやりくりするのが面白いのだが、後半では建設制限(宿屋は一軒まで等)が厳しく、精霊石と土地が余りすぎていた。お金も投資につぎ込んでも余ってしまうので、住民への声かけの動機付けも薄れてしまっていたのが残念。まあ、1周目はより高い難易度のためのコンパクトな入門編ということなのだろう。2周目以降の広がりに期待したい。


 毎朝冒険者が出かけるところに声をかけ、落ち込んでいる者を励まし、怪我をしているものを労う、管理職のような生活の王様。だが、子供だからか不思議と作業感はなく、徐々に変化する街並みを走り回る様は、知らない街の中を子供が探検しているような雰囲気。パン屋は繁盛しているか、訓練場に人が来ているかなどどうでもいいことをついついチェックしに行ってしまう。そんなことをしていると割と一日が早く過ぎ去ってしまうのもあり、気がつくと何時間もプレイしている。買って数日はスマブラそっちのけでやってたので、結構中毒性のあるソフトかも。どうやら(有料)追加コンテンツも予定しているようで、まあ物によっては500ポイントくらいまでは出してもいいかな、と思っているところ。