開幕戦 オーストラリアGP
ネタバレです。
全22台中完走8台の壮絶なサバイバルレース。PPから完璧なスタートを決めてレースを支配したハミルトンが、開幕戦を制した。チャンピオン確実とも言われるライコネンは、予選Q1でピットに戻れず停止してしまったため16位スタート。レースでは混乱の中猛烈な追い上げを見せるも、オーバーランやスピンを度々喫してしまう。何とかポイントを得られたのは不幸中の幸いか。マッサはクルサードとの不注意な接触でリタイア。フェラーリにとっては最悪の開幕となった。逆にマクラーレンはコバライネンが5位でフィニッシュし、ダブルポイント獲得。最高のスタートを切った。
存在感を示したのはBMWザウバー勢。テストでは不調という噂もあったが見事に裏切って見せ、予選ではクビサが初のフロントローを獲得した。最終的に一貫との接触でリタイアしたものの、常に上位をキープしていた。ハイドフェルドはさすがのレース運びで2位表彰台。中団グループを離れ上位2チームにより接近したような印象を受けた。
3位はニコ・ロズベルグ。ウィリアムズ復活の狼煙を上げるシーズンで、最高の開幕を演出した。
予選Q2落ちでいきなり窮地に立たされたアロンソも、王者らしいクレバーな走りで最終的には4位。しかしルノーの速さには不安が残る。アロンソをもってしてもQ2脱落、ピケJr.に至ってはQ1落ちする状況でどこまで粘れるか。
予選ではいいところのなかったブルデー、一貫が生き残ってデビュー戦での初ポイント。
最終順位
感想。…心臓に悪かった。次々にマシンがリタイアするのを見るのはやっぱり恐ろしい。でも贔屓のロズベルグ、ハイドフェルドが表彰台ととりあえず一安心。クビサも惜しかったな。ブルデーはもっと惜しかった。フェラーリの信頼性に黄信号。ハミルトンは速い…序盤タンクの軽いクビサが全然追いつかないとは。今年はもっていくかもしれない。基本的には2強対決だと思うけど、その下は大混乱になりそう。BMWとウィリアムズが若干アドバンテージあるかな。あとはルノーアロンソ、ホンダ、トヨタ、レッドブル、トロロッソ・・・。全然今後が見えない。まあ一つだけ言える事は、今季も間違いなく面白くなりそう!ってことですな。