第2戦マレーシアGP

 豪雨による赤旗中断から中止へ、大混乱のセパンはバトンの2連勝で幕を閉じた。2位ハイドフェルド、3位グロック
 セパンでもブラウンの有利は変わらなかった。スタートに失敗しても、ピットストップで抜き返し余裕の首位。しばらくこの勢いは続きそうだ。
 トヨタ勢も食い下がって何とか3-4フィニッシュ。ブラウンを止めることができそうなのは今のところこことレッドブルロズベルグくらいか。この辺は勝てば初優勝(ロズベルグは個人の、トヨタレッドブルはチームとして)なので、期待も高まる。

 そして我らがニックは神懸ったタイヤ戦略で2位。雨が強まらないのを見て他車がインターミディエイトに換える中、ウェットでコースにとどまった判断が功を奏した。相変わらず不安定な天気の中での判断力はずば抜けている。ハーフポイントなのが残念だが、今のBMWにとっては大きなポイントだろう。しかし予選はまだまだ。ディフューザーの件が落ち着くまでは辛抱が必要だろうが、何とかQ3に進出してほしいものだ。今回のレースで、勝負に対する勘は衰えていないところを見せてくれたのだから。