第2戦マレーシアGP

 豪雨による赤旗中断から中止へ、大混乱のセパンはバトンの2連勝で幕を閉じた。2位ハイドフェルド、3位グロック
 セパンでもブラウンの有利は変わらなかった。スタートに失敗しても、ピットストップで抜き返し余裕の首位。しばらくこの勢いは続きそうだ。
 トヨタ勢も食い下がって何とか3-4フィニッシュ。ブラウンを止めることができそうなのは今のところこことレッドブルロズベルグくらいか。この辺は勝てば初優勝(ロズベルグは個人の、トヨタレッドブルはチームとして)なので、期待も高まる。

 そして我らがニックは神懸ったタイヤ戦略で2位。雨が強まらないのを見て他車がインターミディエイトに換える中、ウェットでコースにとどまった判断が功を奏した。相変わらず不安定な天気の中での判断力はずば抜けている。ハーフポイントなのが残念だが、今のBMWにとっては大きなポイントだろう。しかし予選はまだまだ。ディフューザーの件が落ち着くまでは辛抱が必要だろうが、何とかQ3に進出してほしいものだ。今回のレースで、勝負に対する勘は衰えていないところを見せてくれたのだから。

開幕戦 オーストラリアGP

 とにかく衝撃が大きくて、何から書けばいいのか…。
 ブラウンGP勢の圧倒的な速さ。予選から決勝まで全く他を寄せ付けなかった。特に、圧倒的なタイムで予選フロントローを獲得した後に、発表されたマシン重量を見て二重に驚愕。この差は今年中に埋まらないのではないか、このまま圧倒的にシーズンを制圧してしまうのではないかと感じた。

 何とか勝負していたのはクビサベッテルトヨタ勢。しかしクビサベッテル接触してノーポイント、トヨタトゥルーリ降着と散々な結果。ベッテルは次戦10グリッド降格のペナルティまでついて、早くも来週の楽しみが一つ減ってしまった。

 我らがニックはスタートで多重クラッシュに巻き込まれ、マシンにダメージを負い終止後方でのレース。それでもKERSには好感触なようで、「オーバーテイクされないようにする程度には役に立った」と述べている(皮肉?)。内容でクビサに負けているあたり、どうしても去年の流れを引きずっているように感じてしまうが、何とか上位での争いに加わってほしい。

引越し

 何とか引越し完了した。

 距離にして3〜4km程度の移動なので、生活圏はほぼ変わらないものの、初めての引越しはそれ自体が貴重な体験であった。

 積極的な動機による引越しではなかった為か、引越し直前は自分でも驚くほどナーバスになっていた。使い慣れた家を後にすることや、新しい家での生活に不安を感じていたのだろう。しかし不思議なもので、新しい部屋に家具を配置する段になると、どう置こうかと思案しているうちに楽しい気分になってきて、以前の部屋のことなどどうでもよくなってきたのだった。
 生まれてずっと住んでいた家だけあって、捨てられない、捨てたくないものがたくさん家にはあった。全ては持っていけないので、処分するものと持っていくものを分けなければいけなくなった。基本的には、高校以前の持ち物で、自分で書き残したものか、親や担任が文章でやりとりしたもの、写真、手紙などはほとんど持ってきた。自分がどんな人間だったのか、どういう育ち方をして今の自分が在るのか、思い出せるものを少しでも残しておきたかったのである。
 実際、そういった品を整理している間、完全に忘れていた思い出を幾つも思い出した。また、小学校時代の連絡帳や、中学時代の連絡ノートを改めてみると、当時は気付かなかった周囲の人々の自分への評価や、どのように自分のことを気に掛けてくれていたかなどがよくわかる。引用は避けるが、少年時代の私はなかなかのひねくれ者だったようで、周囲をハラハラさせることは一度や二度ではなかったようだ。

 偉そうなことを書いたが、引越しがなければ、そのような思い出の品物は省みられず、押入に眠ったままになっていただろう。そう考えると、改めて自らを見つめ直す機会を与えてくれた今回の出来事に感謝したい気持ちになってくる。家という最も身近な存在の一つを失ったことを考えれば、やや複雑だが。

とりあえず今日はここまで。次は写真とかも混ぜつつつづく予定。

新居

 次に住むマンションに行って来た。外観は自重。

玄関から



割ときれいな印象。今までと比べると狭いのは仕方ない。

自室



何もないので遠近感も糞もない。ベッドと机を入れると相当狭くなるだろう…。

突き当たりから



バラエティ番組で見るような典型的な造りだ。床はピカピカ。


 本格的な引越しは3月5日。このマンションは小さな子供がいる家族が多いようだ。子供用自転車が両隣の部屋の前に置いてあったし、実際小学生の子供と何回もすれ違った。うるさくなければいいが。逆にこっちが迷惑をかけるようなことがあってもいけない。隣近所と上手くやっていけるだろうか?不安材料ばかりだ…。

「おくりびと」がオスカー受賞

 これは本当に嬉しい。日本独特の文化である「納棺」が欧米の人に理解されるかどうか、と思っていたが、故人をおくり出す気持ちに国境はなかったようだ。まだ見てない人がいたらぜひ見てほしい。日本にはこんなに素晴らしい文化があるんだ、故人の弔い方一つ取っても、ここまで気持ちをこめておくり出してきたんだ、ということが分かると思う。

 見たときに書いた感想→おくりびと